どうもぺけぽんです。
ETH(イーサリアム)が有価証券でないと、SECから発表された後、市場全体の価格は急上昇しましたね。
BTCは約6,400USDから約6,700USDまで約4.5%
ETHは約470USDから約520USDまで約10.5%の値上がりを見せました


しかしなぜ証券でないと発表されたことで、ここまで価格に影響が出たのかそのあたりを、私なりに調べてまとめました。
もしかすると個人の調べなので、解釈が間違っているかもしれませんが参考程度にして頂ければと思います。
目次
証券とは?
まずは、証券とは何だ?という話になってくるのですが、米国の証券とみなす基準については、1933年のHowey基準という定義が適用されており、
①資金の出資、②共同事業、③収益の期待、④収益獲得がもっぱら他者の努力によること
の4つの要件を満たす場合に証券として認められるようです。
これは、『投資家はお金を支払うだけで、そのあと投資物のマーケティングや開発、値上がりする為の努力を特定の主体にお願いしている』という意味になる様なんですが、これって投資全般に値しますし、ICOもこれに値しますよね。
イーサリアムが問題視された理由
イーサリアムが問題視されたのは、ICOでの資金調達からローンチまでになります。
イーサリアムは開発当時、ICOでETHを販売して資金を集めて開発を進めており、実際に資金調達からイーサリアムのジェネシスブッロクをローンチするまでに1年ほどの期間があったのですが、この期間が問題視されたのです。
・投資家は、ETHをICOで購入した後ジェネシスブロックがローンチするまでの、1年間何も行っていない。
・イーサリアム(特定の主体)が主体となり開発を行いローンチする事で上場する事が出来た。
・他者(イーサリアム)の努力で取引所へ上場し投資家は、収益を得る事ができた。
となり証券に値すると言われていたわけです。
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イーサリアムが証券と認められた時の影響
イーサリアムが実際に問題視されている理由を見ると、基本的に全てのICOが証券に値してしまう事がわかると思います。
つまり、「イーサリアムが証券と認められる=ほとんどのコインが米国法で証券とみなされる」ことになってしまうのです。
そして、仮想通貨が証券となった時に大きく影響を受けるのが、コインを開発者と取引所になります。
コイン開発者が受ける影響
全てが米国法で証券として認められるという事は、まずSEC(米国の証券取引委員会)への登録が必要となりますが、登録には透明性を持ったガバナンスや資金の使いみちなど情報の公開が必要となりハードルがかなり高くなります。
そしてSECに登録していない(登録できなかった)通貨は、全て米国では違法となります。
そして最悪のケースでは、既に上場している通貨に対しても、過去のICOに対し違法性をとわれることです。
この場合、悪質な物へは罰金や懲役を受ける開発者も現れるかもしれません。
取引所が受ける影響
取引所においても米国に対し販売を行う場合は、取引所としてSECへの登録が必要となります。(現時点でSECに登録してある取引所はありません)
また、SECに登録してないコインは扱えないという事にもなってきます。
SECは米国内での証券ですので、通貨の発行元や取引に米国人が絡んでいなければ、SECへの登録なしで今と変わらず取引等が可能なのですが、取引所は誤って米国人へ通貨の売買をしてしまった時のリスクが発生してきます。
イーサリアムが証券として認められると、これらの事に影響が出てきたことになります。
SECの表明
SECは今回の表明でビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は有価証券ではないと発表しました。
その理由として、ビットコインやイーサリアムのシステムは特定の機関によって集権的に管理されていないことから、証券としての規制は課されないとしています。
イーサリアムは、クラウドセールを通して配布されたが、現在のネットワークでは十分に拡散されており特定の団体がコントロール出来るものではないということで、有価証券ではないと判断されたようですね。
しかし、ICOはほぼすべてがSECの規制対象になるようで、その判断の鍵となるが十分に分散化されているかどうかという点になるそうです。
まとめ
今回の価格の高騰は、イーサリアムがSECの対象からはずれる事で、コイン開発者や取引所が受ける問題をとりあえず回避できたことによるものだと思われます。
イーサリアムはネットワークの拡散が十分されている事からSEC規制の対象からはずれました。
ただし、ネットワークの分散が十分されていないICOは規制になるという点があるので、また他の通貨で同じような問題が発生してくる事になるかもしれませんね。
イーサリアムが、SECの正しい判断が取れる柔軟性が見られた部分は良い方向かと思いますが、反面ではSECに通貨のプロジェクトの生死を握られている感は否めないですね。
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